結局大晦日の紅白歌合戦は見なかった。ナミビアからの訴えは成功したのだろうか。毎日新聞の元旦号では、「明日をひらくアフリカ」という4面刷の正月特集が組まれていた。そう、今年は、6月1日~3日、横浜で5年ぶりにTICADが開催される。
サブ・サハラ=アフリカの経済成長は、欧米や日本などの先進国と対比しても全体的に順調。アフリカが世界の中でも重要な市場と認められてきたことで、日本でもアフリカへの関心が盛り上がってきたようである。貧困や紛争だけのイメージだけでアフリカを語ることは、だんだん時代おくれになってきたわけだ。喜ばしい事実である。
とはいうものの、2013年。ミレニアム開発目標(MDGs)の期限、2015年まで、あとわずかに迫ってきた。アフリカの開発は着実に進んでいると言うものの、まだまだ『人間の安全保障』すらままならない地域もある。日本ができる協力はまだまだあるはずだ。単に資金を支援するだけでなく、これからもドミニカのLily君のように技術と人を中心に国際貢献して欲しいと思うのだ。
毎日新聞の元旦号の最後尾・32面に、ある企業の全面広告。北野武(ビートたけしではない。)が、こういうセリフを発信している。元旦にふさわしい、いいコピーだった。
「頼れる、しかも愛される」。
世界にとって、ドラえもんみたいな国に
なれるといいな、ニッポンは。
ブログの読者の皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。
2013年1月1日火曜日
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あけましておめでとうございます。今年も先生のブログ、楽しみに読ませていただきます。また、日本に帰ってからも宜しくお願いします。
返信削除どんなにいい機械、いい技術があっても、それを使う人が育たなければ意味がないと思い、人を育てるためにいろいろな働きかけをしているのですが、日本の規則や順序が多すぎて上手く物事が進まないこともよくあります。頼れるニッポンなのですが、頼るためには障壁が多いことを実感しています。
Lily君、新年おめでとう。日本の、というより近代社会の官僚主義というものはそういう個人の正義の戦いゆるさないようになっている。私も今までいやというほど経験してきた。なかなか上手くいかないものだ。ジャマイカの初等教育の問題は深い。ブルキナで、教師の理数科教育の質の低さに心底驚いたことがある。そんな途上国の世界で使命感をもって頑張ると言う事、その苦労、量り知れずだが、残された時間を最大限有意義に過ごして欲しいもんだ。グッドラックやで。
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