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黒ひげ危機一髪の枠組みと頭部 |
この土日は、血中酸素濃度のこともあって、クラスの生徒が文化祭準備しているのだが、決意して静養していた。(昨日の検査では92/100だった。94まで回復したが、かなりヤバイ。)でもやっぱり気になるので、朝一番に教室に行ってみた。さてさて、どれくらい進んでいるのだろうか。
「黒ひげ危機一髪」は、先週から机のバネ機能を囲むように、木の枠組みが出来ていた。これにベニヤ板の代りに段ボールを重ねたモノで上部、中央部の円形の枠組みがプラスされていた。バネ機能はほぼ完成しており、「黒ひげ」の頭部となる発砲スチロールがなんとなく削られていた。(笑)
まあ、私の期待していた70%くらいの仕事は進んでいるようだ。私がなにより心配しているのは、新聞紙を糊で固めて作った曲線状の樽の枠組みがうまく機能するかであった。これはまだ組まれていない。うーん。
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新聞紙を糊で固めた曲線状の樽の枠組み |
こういうイベントでは、マネジメントするリーダーが絶対必要だ。工程表や、様々なヒントを与えていたのだが、リーダーが育っていないようだ。うーん。私が全面的に指示すれば、どどどっと動くのだろうが、出来るだけ自主的にやらせたい。今日の放課後もギリギリまで待っていたのだが、教室を覗いてみると、みんな困っていた。中央部の円形の枠組みを設置できたのだが、どうもフニャーとしている。このままでは、曲線状の枠組みがつけられない。「どうしたらいいですかねぇ。」仕方なく、角材で補強する指示をした。男子がはりきって、角材を切り、金槌をたたく。指示すればやはり、どどっと動くのである。(笑)たるみは治った。さあ、合わせてみよう。
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ついに樽らしくなった枠組みを後ろに運ぶ |
ところが、どうも長さが合わない。すると、最もリーダーシップを取っている女子生徒が、「自由に長さを調節するように作りましたよぉ。」糊で固めた曲線上の新聞紙の上下には段ボールが付けられていた。ハサミでチョキチョキ。おお。ぴったり。下校時刻寸前、何本か取り付けることができた。「やったー。樽ですよ、樽。」これで明日には骨格は完成できるだろう。
背景に使うロール状の50mの模造紙の注文も、事務所経由で朝のうちに済ませておいた。まだまだ山あり谷ありだろうが、午後7時前にはクラブを終えた生徒も帰ってきて25人くらいになっていた。未完成の『黒ひげ危機一髪』の骨組みを授業の邪魔にならないように、後ろに運ぶ。歓声が起こった。こういう場面に接すると、担任はホントいいなあと思うのである。
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