アドパネル |
フィナーレでは、各部門の表彰があった。まずアドパネルという玄関前に置く各団の広告塔である。黒団は、体育祭では最下位だったが、このアドパネルで1位をとった。続いて、1年生の制作で、我がクラスは2位をとった。2年生も模擬店で2位、3年生は4位だったが、文化祭の総合得点では大逆転で2位となった。
1年の制作部門で1位を確信していた生徒たちにとっては、少しほろ苦い結果となった。ゴミ等を全て片づけた後、少し長いSHRを取った。文化祭を終えて感想を生徒たちに言ってもらった。夏休みからずっと関わってきた生徒、クラスの人気者、そしてクラス代表。関わりが深かった女子が泣きながら「くやしいです。絶対1位だと思っていた。」と話すと、多くの女子も泣いた。私が叱ったデザイン担当の生徒もくやし涙を流した。みんな本当にくやしくてくやしくて仕方ないようだった。クラス代表は「不完全な人間が評価するのだから、完全な評価はできない。」とデカルトの第二証明を変なカタチで使い、皆を慰めていた。(笑)男子は、必死で女子を慰めていたのだ。
政治の世界で言う『ガス抜き』であるが、私はこう言った。「みんなの気持ちはわかった。我がクラスが1位だ。でも、そのことを口にするのはここだけにしよう。二度と言わないようにしよう。グダグダと不満を言うのは美しくない。今回のイベントでみんな成長した。一人ひとりに手紙を書きたい気分だ。こんな嬉しいことはない。イベントは人づくりだ。文化祭前に、あれだけのものを1時間で片づけることができただろうか。」
1位になって、盛り上がるのもよかっただろうが、こうして改めて各自が振り返る時間がもてたこと、このほうが教育的には大きな意味があったのではないかと、このブログを書きながら改めて思っている次第。全精力を注ぎ込んだイベントが終わった。悔いのない日々を遅れたことに感謝である。
先生、そして教え子さん達、お疲れ様でした!!
返信削除僕の高校時代を思い出しました。
クラスのプロモーションビデオと8ミリ映画、また見てみたいと思います。