舩田クラーセンさやか先生のブログ『アフリカ教育関連情報』9月1日付は凄い。タイトルは『国際協力に関心のある皆さんへ:10年以内に日本の援助産業は斜陽産業へ。だから?』
舩田クラーセンさやか先生は、東京外国語大学准教授。現在、モザンビークにおられるようだ。世界的な経済の停滞からくる日本のODA政策の将来について、かなり悲観的な内容が綴られている。現場をよくご存じの先生の言である。なかなか重い。
たしかに、アフリカへのODA支援は斜陽化していく可能性が高いと私も思う。では、国際協力を志す多くの若者に未来はないのか?それは違う。先生は、政府ODAという「援助」ではなく、ビジネスとして、貧困を改革する道を応援したいとのことである。これは私も全く同感。「援助」から「投資」へ。開発経済学の方も変わりつつある。当然だが、「投資」といっても、腐敗と格差の再生産にならないように、本当にアフリカの人々(特に農業に携わる人々)が必要としている「投資」であるべきだ。先生は、ここで、『見抜く力』について語られる。まさに、その通りだと敬服する。50を過ぎたオジサンとしては、先生のおっしゃる『見抜く力』の必要性、強い実感を持って同意する。結局は人間力なのだ。日本で自分を鍛えてからでも十分間に合う。若者よ、焦るな。
関心のある方は是非ご一読願いたい。
http://afriqclass.exblog.jp/
2012年9月3日月曜日
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