2010年12月14日火曜日

肘痛の悲痛

本校玄関より大阪市旗・国旗・校旗を望む
 記念式典の片づけの時に、どうやら肘を痛めてしまったようだ。昨夜から急に痛み出し、曲げることさえできないくらい痛かった。妻が湿布を貼ってくれたのだが、夜中に痛みで何度も起きた。完全なる睡眠不足状態である。おまけにこのところ、1本早い区間快速に乗る習慣がついてしまって6時ちょうどくらいに家を出るようになった。体内時計は、肘の痛みなどそっちのけで私を目覚めさせるのである。ここまで眠いと、さすがに、「ハーバーマス」のような哲学書を開けて読む余裕はない。電車の中で爆睡してしまった。
 どうも、血糖値も高いように思う。先日クリニックで久しぶりに測ったら低めだったが、食事をするとパァーと上がるので、あまり安心できない。とにかく、今日は体調は最低だったのだった。

 そんな今日の現代社会の授業では、試験を返した後、アフリカ開発経済学の講義を再開した。はたして肘が痛いのである。黒板に字を書くのがつらい。円を描くのに、身体を移動させて描く始末である。さてさて、今日の授業で盛り上がったのは、投資が何故アフリカに集まらないかというのを理解させようと、こんな設問をしたのだった。「ここは国際見本市の会場である。日本、中国、フランス、ドイツ、イタリア、それからアフリカの…どこが良いかな?」と聞くと「二ジェール」という声が上がった。「まあ、それでいこう。6つのブースに分かれているとしよう。イメージしてちょうだい。さて、車が展示されている。価格もデザインも性能もその国の特徴が良く出てている。君たちは、十分お金を持っている。どこの車を買うかな?」生徒に手を挙げさせた。車は、日本とドイツが圧倒的。イタリアにも少数の支持派がいた。「では、TVは?」これは日本が圧倒的。「ネクタイ」「ワイン」「茶」と、様々な商品を挙げて行く。どうもニジェールの車も、TVもワイン(取れないか…)もダメである。その国のもつイメージや信用と民間投資の関係についての糸口をつかんでもらおうとしたのだが、まずまずの出来であった。一生懸命授業をしていると暑くなる。ジャンバーを脱ごうとして、肘が変な形に曲がった。一瞬、苦悶したのであった。

 さすがに夜になって、肘は大分マシになった。妻がH鍼灸院で聞いたテーピングをしてくれたおかげである。合掌。

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