2025年3月19日水曜日

開幕戦 コンセプトはMonster

https://x.com/Ktaka79/status/1901942227515089006
MLB開幕戦は、ベッツが帰国、フリーマンが急遽離脱という危機的状況の中、山本由伸投手と今永昇太投手の投げ合いで始まった。なかなかヒリヒリするような展開で、大谷選手は、結局今永投手を打ち込めなかった(昨季から7連続ノーヒットとなった。)。ただ、球数が多くなった今永投手が降板してから、初ヒット、二塁打とチームの士気を鼓舞し、得点に結びつけた。この辺のリーダーシップこそスーパースターたる所以。山本投手は、1失点した後、ベンチで大谷選手に「マウンドで下を向くな。」と叱られたらしく、そのおかげもあって結局5回を投げきって勝利投手になった。めでたしめでたし。

試合の方も良かったが、教師でありつつもイベント屋さんである私は、開幕の演出も気になった。開幕式の演出のコンセプトはMonsterであった。暗転後に、スポットを浴びた少年がマウンドに立っているところから始まり、彼が持つポケモンのボールがキーとなる。バックススクリーンに、ベーブ・ルースを始めとしたMLBのビッグネームが映し出され、野茂やイチロー、松井、松坂、黒田などが登場すると大歓声。そして大谷選手をはじめとしたドジャーズ、カブスの中心選手が映し出される。みんなMLBのモンスター、というわけだ。これまで、そして今のMLBと日本の選手との関わりがうまく調和されていた画像だったと思う。

照明がつくと、両チームのユニフォーム姿のピカチューの着ぐるみホーム付近に。外野にもピカチュー。最初の少年との関連で、日本の誇るサブカルチャーの演出。ドジャーズのバンダ投手がポケモンの大ファンであるというYouTubeも見たが、きっと大喜びだっただろうことは察しが付く。(笑)

https://ameblo.jp/flower-flower-food/entry-12890441612.html
このモンスター・コンセプトの〆となったのは、両チームのメンバー全員が揃った後で、日本が誇る最強ののモンスター、井上尚弥選手のプレイボール宣言であった。いやあ、素晴らしい完璧な演出である。

ところで、私は地上波のLIVEを見ていないので、MLBで7回裏に歌う「私を野球に連れてって」(Take me out to the Ball Game)は、東京ドームでも歌われたのだろうか、と思っていたのだが、主催者がどうやら流したようである。MLBにとっては重要な儀式であるので、当然と言えば当然。日本の観客はラグビーでウェールズ国歌を事前練習して皆で歌うような国民性なので、事前に説明して、歌詞をバックスクリーンに掲示すれば、間違いな歌ってくれると思うのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿