https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2011/25/news010.html |
このトロッコ問題、やがては訪れるであろう「自動運転車」の解決すべき最大の問題である、とMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者がと発言し、注目されている。自動運転車のトロッコ問題は、前方にタンクローリー車が横転してしまった場合で、車の左側に子供が、右側では老人がそれぞれ横断中。そのまま前進するとタンクローリに衝突し、左にハンドルを切れば子供が、右にハンドルを切れば老人を轢いてしまうという状況下で、自動運転をどうプログラミングするか、という問題なのである。さらに、子供が自分の子供であった場合や、老人が上司であった場合、あるいは子供も老人も3人グループである、など様々な追加条件を想定するそうだ。車の購入者であるという立場を離れると、MITの「モラルマシン」のアンケート結果では、最大多数の最大幸福という功利的原則を選ぶらしい。
シンギュラリティ(技術的特異点)仮説というのがあって、2045年にAIが人間の知能を超えるらしい。かのホーキング博士が「いつの日か、自立するAIが登場し、とてつもない速さで自己改造を始めるかもしれない。生物学的進化の速さに制限される人間が対抗できるはずもなく、いずれ追い越されるだろう。」と述べている。このAIは、相互に結ばれた巨大なネットワーク知能となり、一つの機械を壊したところでどうにもならないといわれている。
…今日のエントリーはここまで。ところで、今日は首都圏の国立超難関校に挑む3年生に前期試験の世界史の指導、来年超難関私大に挑む2年生の相談にも応じた。学園に来てレベルの高い授業をしているが、こういう関わりができることに大きな喜びを感じている次第。
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