2020年3月15日日曜日

漫画「PLUTO」全8巻を読む

https://mangafull.jp/colum-pluto-igyo-kaisetsu
ビッグコミックやビッグコミックオリジナルを昔々、毎週読んでいた。読むのをやめたのは何時からだったかも忘れた。まだ20世紀だったことは確かだ。

先日、大洲に買い物に行ったとき、ふと漫画が読みたくなって、リサイクルの店に寄った。そこで見つけたのが「PLUTO」(プルートウ)である。1冊100円×8冊、消費税をいれて880円。これを買った理由は、浦沢直樹の作品だったからだ。
私は、浦沢直樹という漫画家が大好きである。デッサンがしっかりしているし、女性の描き方がうまい。女性をうまくかける漫画家は、本当にうまいといえる。

この「PLUTO」という漫画は、「少年」(私が子供の頃売っていた月間漫画雑誌で高くて買ってもらえなかった。)に連載されていた鉄腕アトムのエピソード版「史上最大のロボット」のリメイクだということを、全8巻を読んだ後で知った。たしかに途中でアトムやウラン、お茶の水博士も登場する。もちろん浦沢直樹風でリアルである。アトムやウランが登場した時には、ちょっと驚いたくらいだ。全くの予備知識なしに読む方が面白い。

素晴らしい作品だった。後で調べて分かったけれど、2003年”アトムの誕生した”年からビッグコミックオリジナルに連載され、手塚治虫文化賞マンガ大賞はじめ、数々の賞を得ている。「このマンガがすごい!」「このマンガを読め」などにも選ばれているそうだ。

有名な漫画らしいが、詳しい内容については触れないでおこうと思う。私の感想としては、ノース2号の前中後編が最も好き。今回の主人公・ゲジヒトの子供の名前が「ロビタ」というのもいい。(手塚治虫の火の鳥を読んでいないとわからないが…。)かなり哲学的な漫画であることは間違いない。まさに、大アタリであった。
https://mangafull.jp/colum-pluto-igyo-kaisetsu

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