2020年3月19日木曜日

アフリカ諸国の感染状況

https://www.afpbb.com/articles/-/3272025
アフリカのCOVID-19 の感染状況が気になったので、調べてみた。日本語のサイトではあまりアフリカの状況についての報道がないので、英文のサイトをグーグル翻訳で読み、簡潔にまとめた。(最近はAIの翻訳システムも向上していて、英語の苦手な私でも情報を得ることができるようになった。)以下、記事の要約。

アフリカの15か国以上で、COVID-19の症例が報告されている。ブラザビル(注:コンゴ共和国の首都)のWHO(注:ここにアフリカの中心的センターがあるようだ。)は、3月11日に正式にCOVID-19をパンデミックに指定した。
現在147人の確定症例があり、4人が死亡している。感染クラスターが南アとアルジェリアで確認されている以外の症例は、イタリア、フランス、ドイツ、スペインといったヨーロッパ諸国からの散発的な流入である。
アフリカ諸国も、WHOの指導の下、接触した人を追跡している、港湾、空港などで監視体制を強化しつつある。
WHOの専門家が18か国に配備され、さらにドバイのWHOの倉庫からアクラ(注:ガーナの首都)をハブとして、手袋、消毒剤などが各地に転送されている。さらに9か国が直接ドバイから配送される予定。また医療機関には、リスク・コミュニケーション・パッケージを配布、ラジオメッセージやTVスポットを作成して、各地方自治体を支援、COVID-19 の予防措置について告知する努力を行っている。
https://www.afro.who.int/news/more-15-countries-africa-report-covid-19-cases

…これが今のところ最も詳細な情報。15か国とはどこなのかは分からない。イタリアと関連するのは、リビアやソマリア、フランスは西アフリカ諸国、ドイツは、タンザニア、ナミビア、カメルーンといったところ。スペインは、西サハラ、赤道ギニアといった旧植民地が浮かぶが、たとえば、ブルキナファソでドイツの国際協力を見たし、観光や国際協力のNGOなどで、ヨーロッパ各国が入り乱れて訪問していることも十分予想できる。ブルキナファソでもイタリア人にもスイス人にも出会った。
AFPの記事で6日の段階で、エジプト、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、ナイジェリア、セネガル、南アの7か国が挙げられている。残り8か国は不明である。

…私がアフリカの感染を危惧するのは、最も医療が脆弱な地域だからだ。先進国と比べものにならないし、科学的な医療自体を信じていない人も多い。ブルキナファソでJICAの看護士さんに子供の予防注射を拒否する母親の話を聞いたこともある。ケニアでは、州立病院を視察したが、極めて薬も少ないし、衛生上の問題も目に付いた。
感染が広がったら、おそらく打つ手がない。今のうちに止めなければ大変なことになると思うからだ。このところ評判がよくないWHOだけれど、とにかく頑張ってほしい。

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