2020年3月11日水曜日

3.11と入試、そして断水

https://www.fnn.jp/posts/2020031000000001EBC
3.11である。あの東北大震災から9年。今年は追悼式もパンデミック騒ぎで首相官邸での献花式だけになってしまったそうだ。とはいえ、震災を風化させないことは大切だ。ニュースもパンデミック一色である。災害は日本では日常的な問題だ。それを毎回克服して日本は様々な脆弱性を打開してきたような気がする。今回のパンデミックもいろいろ問題はあるが、そういう経験値になっているのではなかと思うのだ。

ところで、今日は三崎高校の、というより愛媛県立高校の入試である。我々公営塾の講師は、高校の内部の人間だがこういう時は外部になるので、登校せず自宅勤務日である。愛媛県でも受検教室に紙で封印するそうで、長い間入試に関わってきた私としては当然だと思う。(大阪では、受験ではなく受検という語を使う。愛媛はどうなのだろう?)結局受検生徒は、調整期間を経て61名になったそうだ。問題は予期せぬ三崎地区の断水である。トイレは大丈夫だったかなと心配だ。受検生は緊張しているので、トイレによく行くからだ。

そう、断水で最も大変なのはトイレなのである。我が家では、風呂や洗濯機などに妻が貯めれるだけ水を貯めてくれていたので、後2日(金曜までだと聞いている)ほどは、なんとかなりそうだ。飲み水は2日分計8ℓあるし、今朝1本(2ℓ)100円で、売っていたので3本ほど買い足した。町が気前よく放出した飲料水は、防災のために備蓄していたものに違いない。日本の災害の経験値の成果であると思う。昨日から給水車も三崎地区各所に配置されている。近隣の市からも応援がきているようだ。TVでしか見たことのない給水車を実際に見て、感慨深い。軽微だが被災者の立場になっているわけである。

今日の三崎は、雲ひとつない晴天だが、風が強い。日本海海戦時の秋山真之が打った「本日天気晴朗なれど波高し」の名電文そのままである。

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