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ところで、今日は三崎高校の、というより愛媛県立高校の入試である。我々公営塾の講師は、高校の内部の人間だがこういう時は外部になるので、登校せず自宅勤務日である。愛媛県でも受検教室に紙で封印するそうで、長い間入試に関わってきた私としては当然だと思う。(大阪では、受験ではなく受検という語を使う。愛媛はどうなのだろう?)結局受検生徒は、調整期間を経て61名になったそうだ。問題は予期せぬ三崎地区の断水である。トイレは大丈夫だったかなと心配だ。受検生は緊張しているので、トイレによく行くからだ。
そう、断水で最も大変なのはトイレなのである。我が家では、風呂や洗濯機などに妻が貯めれるだけ水を貯めてくれていたので、後2日(金曜までだと聞いている)ほどは、なんとかなりそうだ。飲み水は2日分計8ℓあるし、今朝1本(2ℓ)100円で、売っていたので3本ほど買い足した。町が気前よく放出した飲料水は、防災のために備蓄していたものに違いない。日本の災害の経験値の成果であると思う。昨日から給水車も三崎地区各所に配置されている。近隣の市からも応援がきているようだ。TVでしか見たことのない給水車を実際に見て、感慨深い。軽微だが被災者の立場になっているわけである。
今日の三崎は、雲ひとつない晴天だが、風が強い。日本海海戦時の秋山真之が打った「本日天気晴朗なれど波高し」の名電文そのままである。
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