「坂の上の雲ミュージアム」は松山城と県庁に近い松山の中心街にある |
私は最近、博物館や美術館に行く前にあまり下調べをしないようにしている。ネットの普及で詳しい情報を得てしまうと面白味が薄まるからである。どんなミュージアムなのか予想していくのが面白い。
特に、「坂の上の雲ミュージアム」は、司馬遼の1つの作品に特化したミュージアムである。秋山好古、秋山真之そして正岡子規という松山出身の人物像を紹介したものであることは明確だった。「坂の上の雲」を読んでいないとあまり面白くはないだろうと思う。また以前NHKで放送されたドラマも私は全部見た。「坂の上の雲」については、せっかくなので後日エントリーしてみようかな、と思う。
新聞に連載された坂の上の雲のスロープは圧巻 |
松山の中くらいの下級武士の家に生まれ、松山藩は佐幕派で維新で冷や飯を食わされる。そういう貧困の中から、自らの努力で立ち上がり、仰げば尊しの歌詞の如く「身を立て名をあげ」たのがこの3人である。正岡子規は日本新聞の記者として、俳人として名をあげた。秋山兄弟はまさにこの歌詞通りである。”真面目愛媛”の先人であるから、彼らは実に尊敬されているわけだ。
愛松亭の跡にある漱石珈琲店 |
…こういう知的な刺激が、実に楽しい。
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