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今回の記事で面白いなと思ったのは、ペコ南ア大使の発言だ。「SADCは、各国が様々な分野で科学技術を必要としている。例えばアンゴラは水資源がアフリカで一番豊富だが、漁業や水力発電の技術を必要としている。モザンビークは石油化学や製油所の技術を要している。マラウイは、マンゴーを作っているが付加価値を高めてパウダーにしたり、マンゴーと別の材料を混ぜ合わせて商品化したりするためには技術が必要だ。ザンビアは製薬業界の育成をしていて、創薬で動いている。レソトはダイヤモンドを科学技術を使って産業界で使えないか検討している。アフリカでは食料の安全保障が重要だ。植え付けをしても収量が上がらない、干ばつに耐えうるような植物がない-という問題を解決するため、日本がパートナーになってほしい。アフリカにはイノベーション(変革)が必要である一方、未来に向けた問題の解決策が見つかるのもアフリカだ。一緒に何かを作る”世界の実験室”であるアフリカに是非来ていただきたい。」
…南ア大使の発言は、各国がPRSP(貧困削減戦略文書)よろしく、まるで日本の地方創生案のように、様々な事業を起こそうとしていることがわかる。こういう方向性は極めて良いと私は考えている。農業の6次産業化や産出する鉱産資源や天然資源の有効活用で、自国の産業と雇用を得ようと必死で動いているわけだ。日本の国際協力が、企業進出というカタチに進化していく必要を強く感じる次第。南部アフリカは、現在は治安も安定していて、日本企業が投資するには大いに環境が良い。中国とは違う、日本の持続可能で共生を目指した国際協力ビジネスを是非とも推進して欲しいところだ。
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