「欲望」という名の電車 |
住道(すみのどう)駅という、快速と普通が接続する駅でずっと停車したままになった。幸い私は座っているのだが、快速電車が隣のホームに入ってきた。よくわからないアナウンス。「この普通電車は、尼崎行きですが、変更になるかもしれません。」こりゃ、えらいことになった。快速に移ろうかなあ。と思ったが、快速電車はどんどん乗客が増えていく。まあいい。焦ってもしゃあない。と本を読んでいたら、急に「この普通電車は、快速電車に先だって『徳庵(とくあん)』までまいります。」うーん、よくわからない。とにかくも私の行くべき放出駅の1つ前までいくようだ。ガラガラの普通電車は走り出した。結局30分遅れで徳庵駅着。7時20分くらいだった。
となりのプラットフォームには、四条畷発の普通電車が停まっている。動き出す気配もない。学校前のバス停は徳庵橋行きだったことを思い出した。バスで学校まで行けそうである。ところが、バス停の位置を探そうと駅構内の近隣地図を見ると、本校の案内が載っている。以外に近いのだった。歩いても十分行けそうだったので、結局20分くらい歩いて登校したのだった。
と、いうわけで今日の「陥没」パニック、私自身は歩く時間が少し長く、モーニングに行けなかったというだけで終わった。しかし、学研都市線は、その後上下線も完全にストップしたらしい。結局本校では、期末考査前だというのに授業開始時間が大幅に遅れた。我がクラスでは8人ほど電車通学の生徒が延着した。最後に到着した生徒は10:15くらいにやっと到着した。駅は超満員で、電車も恐ろしいほど混んでおり、無茶苦茶にされて到着した。生徒の話を聞くと怒りがこみ上げてくる。
こういう電車の遅れ、関西ではホント、JR西日本ばかりである。京阪や近鉄など聞いたことがないぞ。大体、今回の陥没、台風による大雨の影響らしい。なら、事前に検査するべきではないのか。今回の陥没は、通勤途中の係員が6:20頃に発見したという報道が流れている。もし、それが真実なら、JR西日本の保線の専門家は何をしていたのか。国鉄時代、人が余っていて、健全経営にほど遠かったらしい。しかし、こんなことはなかった。安全のために本当に必要な保線人員もかなり減ったのではないか。そういう疑念が起こる。
効率性を重視するあまり、路線を変えることができない弱者である乗客に、こういう迷惑をかけるのは、いい加減にして欲しい。あの尼崎の事故以来、「安全の確認」というコトバを何度聞いたことか。必要な人員は確保し、本当に大切なコトには金をかけるべきだ。
行政といい、電力会社といい、JRまで、大阪はホント、「効率」という名の電車に乗って、どこへ行ってしまうのだろう。
http://news24.jp/nnn/news8894505.html
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