2012年6月2日土曜日

イスラエル北部の魅力

世界遺産 アッコーの町
(5月28日付ブログのつづきである。)イスラエルという国は、だいたい四国くらいの広さである。地球の歩き方を読んでいると、なかなか面白そうなトコロがたくさんある。エレサレムは当然そういうところが満載であるが、その他の町にもある。妻は、死海は当然、「ガリラヤ湖の方にも行きたい。ベツレヘムにも行きたい。」と言っている。移動はほとんどバスになりそうだ。そんなに距離はないので、今思案中である。こういう思案が楽しい。

夜遅く入国するベングリオン空港は、テルアビブに近い。エレサレムに着くのは深夜になるので、ホームステイ先のおばあちゃんに最初から申し訳ない。で、テルアビブ近くに宿を取ることになると思う。息子もそう考えているようだ。テルアビブでは、私はなにより「地中海」を見たい。妻は、バウハウス(ドイツのデザイン運動である。高校時代、バウハウス式のデザイン教育も我々夫婦は受けた。)の建築があると聞いて、是非見たいと言っている。それは私も賛成。全く変な夫婦である。私は、テレアビブにある面白そうな博物館に足を運びたい。「ディアスポラ博物館」テルアビブ大学のキャンパス内にあるらしい。各地域、各時代ごとのシナゴーグの精巧な模型があるらしい。各地のユダヤ音楽の違いもわかるらしい。絶対行きたい。うーん、マニアックな博物館である。(笑)

ガリラヤ湖の方にも行きたいのだが、イスラエル北部にある。ここは、テルアビブから向かう方が近い。ナザレには受胎告知教会があるし、ガリラヤ湖畔には山上の垂訓教会、パンの奇跡教会、最も歴史の古いキブツ、マグダラのマリアの生まれた村もあったりする。うーん、いいなあ。妻のリクエストしっかりと聞きたい。
北部の海岸沿い、すぐ北がレバノンという所に、アッコーという、紀元前からフェニキアの港町として栄えた古い町がある。十字軍の遺跡も多く世界遺産だ。スークもあって、アラブの香りもするらしい。うーん、NHKの世界街歩きの世界。息子はアラビア語も堪能なので是非とも行ってみたい。ちなみに、妻はマグダラのマリアの事も、十字軍の騎士団の話も私より詳しい。

死海もベツレヘムもエレサレムから近いので、遠出となると、北部かなと思う。南部にはネゲブ砂漠や、アラビアのロレンスで有名なアカバ(ヨルダンになるが…)もある。「紅海」(アカバ湾だが)を見るのもいいが、全体のバランス(なんといっても、エレサレムの見どころが多すぎる。)から厳しいかもしれない。うーん。幸せで贅沢な悩みである。

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