モーニングで日経を読んでいたら、住友商事がタンザニアで国内の天然ガスを利用して発電する複合型の火力発電所を受注したようだ。設計・機器調達・建設・運用メンテナンス・人材育成までを一括して提供すると言う。この複合発電所というのは、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたたものらしい。
首都のダルスから南西30kmほどの地に建設し同国最大の発電所となるようだ。重要なのは、日本企業が、こういう受注を通じて、現地の人材育成を行い様々なスキルをアフリカに提供することだと思う。中国のように、アフリカであからさまな国益優先のインフラ整備を行うのではなく、『損して得取れ』の姿勢で、タンザニアをささえて欲しいと私は願う。タンザニアも国内の天然ガス資源を、まずは国内の電化促進に使うというのは極めて懸命な政策だと思う。
円高で日本経済はヒイヒイ言っているが、EUやアメリカ、中国などの経済が厳しい中、何といっても日本に対する世界的な信頼が回りまわって円を押し上げている面もないとはいえない。ついつい悲観的になってしまうが、こういうアフリカの未来を拓く日本経済のニュースを聞くと、ちょっと嬉しくなってしまうのだ。
<住友商事のプレス・リリース>
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/2012/20120607_110001.html
2012年6月7日木曜日
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