2011年6月7日火曜日

鶏頭は頑張っているらしい

湿度の高い一日だった。授業をしてたっぷり汗をかいてしまった。50を過ぎると授業も体力勝負である。さてさて、本校でも喫煙する先生が何人かおられるのだが、進路指導のO先生と喫煙しながら話をしていて、感じたことを今日は書いておこうと思う。
O先生は、本校の進学指導を背負って頑張っておられる方だ。大阪の平均的な学力水準の本校で、少しでも窓口を拡げたいと、普通科の生徒の中で、2年進級時に文Ⅰ、理Ⅰという進学クラスを提唱し、他の普通科生徒と分けるという試みを軌道にのせてこられたのだ。これは、まず生徒に希望調査をして、成績等で編成するらしい。学年によってそのレベルには差ができるそうだ。私は2年生の普通科を教えているから、よくわかる。文Ⅰのクラスは、集中度が全然違う。朱に染まれば赤くなる。進学したいと強く希望する生徒を集める方が絶対いい。とはいえ、他の普通のクラスでも文Ⅰなみに出来る生徒もいる。彼らは、家庭の事情や進みたい職業の関係で文Ⅰに入らなかった生徒たちで、各クラスにチラホラいる。授業をする私としては、こういう生徒も大事にしたいと思っている。反対に、君、ホントに文Ⅰ?という生徒もいる。(笑)

さて、本題。O先生はいくつも大学を回って、指定校推薦を増やす努力をされているそうだ。で、やはり凄い大学だと思ったのはK大だそうだ。先生は、K大の担当者に「本校の生徒は、遅咲きの生徒です。中学では中位でしたが、高校に入って一生懸命勉強し、トップになるような生徒は、今、勉強の面白さを実感している生徒です。」と説明されたらしい。すると担当者は「本学が求めている指定校推薦で取りたい生徒は、そういう生徒です。」と膝をうったらしい。それで、文Ⅰで1名、理Ⅰで1名の枠をいただけたのだと教えて下さった。そのうち、理Ⅰで進学した卒業生が頑張っていて、もう1名枠が増えたそうだ。凄い話だと私は思うのである。ところで、文Ⅰが指定校としていただいている学部は、今、前任校で教育実習を頑張っているN君や以前サバンナの農業について、無茶苦茶勉強しているなあと私を驚かせたO君が在学し、そして最も古い読者の1人哲平さんの在学していた学部である。O先生に聞くと、入学前学習でかなり難解な本を読ませ、論文を書かせるらしい。是非、私にその指導をさせて欲しいと頼んだのだった。どうせなら、アフリカ開発経済学を個人的にでも講義して送り出したいところだ。(笑)…本校の鶏頭は頑張っているらしい。

2 件のコメント:

  1. こんにちは!K大学のOです:)大学受験…懐かしい響きです!笑
    在学生の立場としてですが、是非是非そういう後輩をお待ちしております。私の学部は法学系や経済系、社会系など、さまざまな分野の教授が揃っていますので、いろいろな面から開発にアプローチできます。ただ厳しい教授が多いので、そういう環境でも頑張れる粘り強さが必要かと思います!もし疑問があれば、分かる範囲でお答えします。その生徒さんによろしくお伝えください。

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  2. O君、コメントありがとう。今年の3年生の文Ⅰの生徒はなじみがないのだけれど、私に出来る精一杯のことをしたいと思っている。ところで、『はしごを外せ』読んだ?えーで。

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