2011年6月6日月曜日

H高校での第一号

喫煙に行こうと職員室を出ようとしたら、3年生の担任のA先生に呼び止められた。ある男子生徒が、進路希望の調書に、政治経済で学んでいる国際協力に関わりたいと書いているらしい。「どんな風に指導したらいいですかぁ?」と質問された。私は、「なにより手に職をつけることが一番だと思いますよ。たとえば、自動車修理とか、農業指導とか、保健医療関係とか…。」と答えたのだった。紫煙をゆらせながら、早すぎるよなあと思った。まだH高校へきて、ほんの2ヶ月である。進路調書にそんなことを書いてくれる生徒が現れるとは…。現実になるかは、さておき、非常に嬉しい。ありがたいことである。

私が、本校を転勤希望校数校の中に入れたのは、実はスポーツ関係の生徒を念頭に置いていたのだった。柔道や、バレーボールなどスポーツ指導で国際貢献に携わるJOCVも多い。そんなことを意図していたのは確かだ。ところが、彼は普通科である。たまたま政治経済でアフリカ開発経済学を講じたクラスに入ったにすぎないのだが、それがまた嬉しい。なんか、気合いが入ってきたのであった。

前任校に比べて、相変わらず集中力にかける、普通の学力の本校生だが、こっちが本気で語りかけると目が輝くのは同じである。その数が少し少ないだけだ。(笑)で、今日も汗だくで授業をしていたのだった。私は幸せ者である。<今日の画像は、内容と全く関係のない、妻が育てた自宅玄関先にあるアマリリスである。今が最も撮しどきかなと思ってG12で撮影したものである。>

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