NHK ブーフーウーの三兄弟 |
ちなみに、年齢順で私がブーとなった。(このブーフーウーは、昔々我々の世代が子供の頃、NHKのおかあさんといっしょでやっていた三匹の子豚の名前である。もちろん、白黒であった。)
ところで私は、前任校で血糖値が異常に上がって以来、非常に間食については自重してきた。しかし、H高校の職員室では、かなり頻繁に間食が行われている。体育系の先生方(体育科だけでなく、普通科教員でも運動クラブの指導に励んでおわられる先生方も含む)は、すぐ空腹になるようである。食堂の定食も、極めてカロリーならびに塩分過多である。職員室には、カップラーメンやお菓子などが、私の眼の届くところに山積みされている。
私は、非常に生存しづらい環境におかれているといっても過言ではない。しかし、頑張っている。結婚30周年を迎えた妻とともに、いつかピースボートで世界一周するという大目標のため、日夜我慢をしている。していれば。しているから。…していた。そう、本日ついに過去形になってしまったのである。それも、我がチーム・ブーフーウーの「ウー」さんであるO先生が、とろけるチーズケーキを配っているのだった。「うわー。おいそう!」とみんなの手が伸びる。私は、無視していた。無視すれば。無視すると。無視できれば。…無視できない。悪魔のような「ウー」先生の祝福を受けてしまったのだった。私自身としては非常に珍しい出来事だったが、破壊は一瞬である。
我がチーム「ブーフーウー」は、「やせようぜ」という共通認識はなかったことが判明した。「ウー」先生も、極めて脆弱な意思で、毎回「フー」先生の誘惑に敗北している。おーい!血糖値だいじょうぶかっ!
私は今、H高校の職員室で、非常に危険なバランス・ゲームの上に存在しているのである。次に「フー」先生の誘惑があったら、今度は絶対に妻の顔を思い出そうと思う。
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