各団用のPCが並ぶ 工芸教室 |
ところで、前から書こう書こうと思っていたことがある。特別活動部の仕事の話である。本校では、団活動を特別活動の基軸においていることは以前述べた。私は、この団活動の「記録」という部門を臨席のY先生と共に担当している。本校には、団活動のために、ビデオやデジタルカメラによる画像を残し、編集し、DVDに焼き付けるための部屋がある。今は、芸術科との関係で、ここで授業も行われるようになったらしいのだが、以前は純粋に団活動のためのコンピュータルームだったらしい。団は、8団あるので、8団分のデスクトップのPCにハードディスク、プリンター、ビデオ用のUSB、デジカメ用のUSBが配線されている。もちろん、ビデオも、録画用テープも、デジカメも、デジカメ用のメモリーカードも各団別々である。
先人の苦労が偲ばれる。色々聞くと、かれこれ10年前くらいになるが、府教委が各校に様々な教育のための資金を出したことがあったのだ。今は昔という感じで信じられないが、本校は、この設備に資金をあてたのだった。だからこその充実した設備なのだ。しかし、ITの進歩は著しい。PCのOSはXPである。おまけに当時の最新式CPUは、今やクロマニヨン人の頭脳なみに感じる。すこぶる遅いのだ。ハードディスクは、おそらくDVD編集には、PCの記憶装置の容量不足を補うための苦肉の策だったと思われる。うーん、と共に転任してきたY先生と2人で唸ってしまった。
しかも、ビデオもデジタル式ではあるが、古い。デジカメも同様である。10年間の使用によって、だいぶガタがきていた。バッテリーもだいぶ消耗している。しかも、これらのビデオやカメラも、メーカーがバラバラなのである。SONY、ビクター、パナノニック…。Y先生は、毎日、メーカーの違うバッテリーを確認しての充電の日々である。
いつこのシステムが疲弊して、崩壊するかも知れない。一度に新しいものに買い替えることは出来ないだろうし、事務所も協力していただいて少しずつ改善してもらっているのだが、Y先生とドキドキしているのが実情なのである。なんとか、本年度、無事に「記録」できますようにと祈るのみである。
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