本校の野球部の大阪府春季大会決勝戦の日である。これは、応援に行かねば…。ただし場所が遠い。舞洲ベースボールスタジアムである。かの大阪名所・USJ駅のもう一つ先、桜島駅からまだバスに乗って行かねばならない。朝8時、H城鍼灸院に寄って週1回の治療を受けてから、すぐさま電車に乗ったのだった。
ところで、私がいつも喫煙している本校近くの公園も、昨日は久しぶりの青空がひろがり、近所のご老人がたも来られていた。話題は、本校野球部の決勝進出である。「えらいもんやなあ」「甲子園行かへんかな」などと喜んでいただいていた。近くに、コンビニがあるのだが、そこの店長が、本校の運動部の試合に駆けつけては、写真を貼りだしていただいている。服装や頭髪も含め、礼儀正しいスポーツの学校として、地域に受け入れられているようである。
舞洲の野球場には、野球部員だけでなく、サッカー部をはじめとした現役の制服組、私服の現役組、もちろん私服のOB/OG、そしてわれわれ教員と、保護者や近所の方々(もちろんカメラをかかえたコンビニの店長さんも…)がどっぱーと集まった。祭りである。
試合前、例によって、直前のノックが行われる。隣に座っていたO先生と「使っているボールの色が違いますねえ。」と語り合った。真っ黒な本校のボール。真っ白なT高校のボール。設備投資額の相違がここに見て取れる。(笑)T高校のピッチャーは、かなりの変化球のキレみたいだ。一塁側からはよくわからないが、ストレートは早いし、変化球が凄いみたいだった。一度1・2塁のチャンスを迎えたのだが、点は入らなかった。本校も必死に守り、0ー0で3回を迎えたが、ついに捕まってしまった。外野フライで得点されてしまった。まだまだと、応援が熱気を帯びる。最初野球部だけが頑張っていたのだが、サッカー部や他の制服組も一体になって、歌い、踊る。うちの生徒は、実にノリがいい。いいプレーが出ると、総立ちで歌い、踊る。いいなあ。後ろにいた私服組が、「制服できたらよかった。」と嘆いていた。
結局、本校は、振り逃げで3塁ランナーが得点したのみ。後半は、T高校の強打が爆発した。あれよあれよという間に点差が開いた。
結局、歯が立たなかったけれど、私は大いに満足した。まるで甲子園にいったような気分だ。野球部と他の生徒が一体化して応援する姿に感激した。
いいなあ。高校生は、そのSein(存在)そのものが美しい。
2011年5月14日土曜日
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