2011年5月9日月曜日
野球部 春季大会決勝進出
本校の野球部が、春季大会大阪府予選で決勝に進出したことを、今朝知った。凄いではないか。ソフトテニス部がインターハイ出場をかけて、土曜日に試合があるとのことは若手のH先生から聞いていた。(もちろん出場を勝ち取ったらしい。)同時刻、いやちょっと前に野球の試合があり、O商大S高校に逆転勝ちしたらしい。それを速報(おそらく携帯電話)で聞いて、テニス部も負けられんと頑張ったのだと顧問のA先生が言っておられた。本校の運動部は、一体感があるのだ。
申し訳ないが、私は詳しく知らなかったので、いろんなWEBで調べてみた。1回裏に3点を先取されたのを、5回表に4点取って逆転、8回表にも2点を追加している。8回裏には1点返されたが、9回表に1点をまたとって、結局7対4だったようだ。エースのS君はコントロールも度胸も良かったらしい。ショートやレフトのファインプレーなど、チーム一丸の勝利だったらしい。
いやあ、本校教員としては非常に嬉しいニュースである。近畿大会の出場もこれで決定した。なんと十数年ぶりの公立高校の出場となるのだという。大阪の高校野球は私立高校が圧倒的に強い。才能のある生徒を各地から集めているし、予算やグランドなどの設備もケタが違う。ここまできたら、決勝も是非勝って欲しいと思わざるを得ない。相手は、プロ野球選手も輩出している甲子園常連校、大阪T高校である。本校には失うモノは何もない。のびのびと自分たちの野球をやって欲しいものだ。
ところで、3月にお会いした若いO先生率いる秋田商業高校野球部も、春季大会で勝ち抜いているようだ。(雨天順延で今日試合だったようだが詳細は残念ながら不明である。)実は、本校の野球部監督も若い。今年新採用されたI先生という本校OBである。私が始めて本校に赴任したとき、始めてコトバを交わしたのがI先生だった。これまで長年野球部を指導されてきたN先生という方が転勤され、I先生が監督になった。秋田商業高校の野球部の話で盛り上がったのを覚えている。今朝、遅ればせながら祝福した。「もし秋田商業が甲子園に来たら、関西での練習試合、胸張ってできるね。」「そうですね。(笑)」「もしかして、甲子園で対戦したりして…」「それは…(笑)」取らぬ狸の皮算用はやめよう。でも、本校の野球部も、秋田商業高校にひけをとらない成績を、今回おさめてくれたことに、心から感謝したい。
現監督のI先生にももちろん感謝したいが、私は前任のまだお会いしたことがないN先生にさらに感謝したい。渾身の指導をして育てた野球部が、OBの元で花開いたのである。もちろん自分で栄光を手にするのも凄いのだが、教え子に栄光を譲れたというのは、もっと凄いと思う。私は、こういう男の美学にしびれてしまうのである。
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