2022年12月18日日曜日

マレーシアの「名前」

「世界の名前」(岩波書店時点編集部編)興味深い内容のエントリー、第二回。アフリカに続くべきは、やはりマレーシアである。しかし残念ながらマレーシア編がなかった。最も近いのはシンガポール編である。このシンガポール編では、人口比から、中華系の人々の名前の話が主になっている。彼らのローマ字表記について、同じ中国語でもローマ字表記になると、広東語や客家語、福建語などで漢字の発音が違いややこしいらしい。香港ではローマ字表記と漢字表記が併用されるらしいが、シンガポールはローマ字表記が主であるとのこと。

ちなみに、マレーシアのでは中華系の人々は、英語系の名前を使う人もいる。在クアラルンプール時、コンドミニアムを世話してくれた方は、ジャックリーンという名前だった。何も知らなかった私は、名を聞いて白人の人だと思っていた。これは、英国植民地時代の名残で、何か合ったときのための用心で命名されたらしいとジャックリーン女史は(日本語で)言っていた。

せっかくなので、マレー系やインド系の人々について調べてみた。マレー系の人々は、バリバリのイスラム式。自分の名前+bin(~の息子)またはbinti(~の娘)+父親の名前になる。国費生の卒業式の時、名を呼ばれるが、男子の半分以上がムハンマド君だった。(笑)ちなみに、ハディースに「アッラーの99の美名」というのがあるそうで、ここから選んでいる人も多いらしい。

インド系も、自分の名前(ヒンドゥーの神、女神の名が多い)+A/L(~の息子)A/p(~の娘)+父親の名前で、A/Lは、anak lelaki A/pは、anak peeerempuanというマレー語の表記の略号。

https://www.spintheearth.net/malay-name/

…というわけで、今日は調べた内容が主になってしまったが、さらにエントリーを続けたいと思う。

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