2021年12月4日土曜日

受験の世界史B 研鑽ー1

世界史という教科は実に面白いのだが、受験の世界史Bともなれば、少しばかり話が違う。先日エントリーしたが、進学校で世界史Bを担当するとなれば、受験する大学で対策が微妙に変化する。

最も一般的で基礎的な受験は、共通テストなのだが、センター試験時代とはこれまた対策法が変化している。今のところ、昨年度の試験しか前例はないので不安である。

次に関関同立などの私大対策。これも微妙で、立命のみ記述式。かなり難解で、重箱の隅まで出る可能性もある。同志社と関学はマーク式。関大もマーク式だが他大学よりは基本的な問題が多い。関東の早慶やMARCHも難度の差があるだろうが、同様のカテゴリーに入る。

さらに旧帝大(京大や阪大など)の前期試験。これは、記述式というより論述問題である。

簡単に分類すると、こうなるのだが、分析はまだまだこれからである。専門外であるとはいえ、プロとして4月までに対策を考えなければならない。毎日、いくつかの世界史Bの参考書を開いたり、問題集を見たり、整理ノートを見比べたりしている。

世界史Bをどう教えるべきか。まずはその面白さを伝える事。これは社会科の王道。さらにメタな視点、関連性・法則性を認識させること。これも重要。一方で、暗記しなければなならない事項を整理し伝える事。これは完全な受験のスキルに属する。

というわけで、このブログでも、備忘録的に私の受験の世界史B準備をエントリーしていこうと思う。私がまず面白いと感じる事が重要だと思うし、これまで教えた中でも空白地帯、あるいは流した時代もある。つまり私の弱点部分であるのだが、その辺の研鑽をアトランダムに記していこうかと思う。

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