四国最西端・佐田岬灯台に行ってきた。三崎からウェンディングロードを走り、駐車場に着いた後、さらに30分弱歩かねばならない。小ハイキングというところだ。
今まで、北海道の宗谷岬や納沙布岬、襟裳岬など回ってきたが、だいたい駐車場からすぐであることを考えると、かなり異質である。案内板などは整備されているが、観光客がそこそこいるわりに、観光地化していない。佐田岬ブルーの石垣や地層がそこらにあって、半ば秘境的なムードを感じた次第。
地元のバードウオッチャーさんが展望台にいた。小さなヒヨドリが大量に集まって九州に渡る時期らしく、それを求めて猛禽類が来ているらしい。佐田岬灯台はバードウオッチャーの聖地でもあったのだ。
戦時中の軍の施設跡もある。灯台のすぐ北にある御籠(みかご)島という洞窟式砲台跡があって、そこに行くには短い洞窟があったりして気分を盛り上げてくれるし、空襲時にサーチライトを照らす施設の後もあったりする。佐田岬は軍の史跡でもあるわけだ。
同時に、この御籠島は戦後三崎漁協によって作られた、イセエビやアワビを採って入れておくコンクリート製の蓄養池(今は使われていない)によって三崎と繋がっているのも面白い。戦争の記憶と生業が共存して人工の陸繋島になっているわけだ。
ところで、こんな発見も。三崎から少し行った地域で養蜂の箱を発見した。実は初めて実物を見た。こういう発見がたまらない。
2019年10月14日月曜日
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