2017年2月2日木曜日

韓国人の反日の精神構造

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韓国人の一般的な反日行動を理解するために、かなり重要だと思われるWEB記事を発見した。今回紹介するのは、心理学的な面からの分析である。分析しているのは拓殖大学教授の呉善花氏。韓国・済州島出身で日本に帰化した方だ。「別冊正論」からの転載のようで、その辺は少し気になるし、WEB記事にしてはかなり長い論文なのでしんどいが、一読しておく価値はあると思う。タイトルは、「恨と火病と疑似イノセンスと-異常な反日行為と心の病」である。以下、要約してみた。
http://ironna.jp/article/1348?p=1

東日本大震災の直後、韓国では「竹島は日本の領土である」と書かれた教科書が検定合格したのを受けて、義援金募集活動を中止、全額返還や独島支援団体や慰安婦支援団体に振り向ける自治体が続出した。同年9月のサッカーの試合で「日本の大地震をお祝いします」と日本語で書かれた横断幕がかかげられた。その「神経を疑う」という報道が諸国に見られた。韓国人の反日行為は常軌を逸している。

これらの行為は、「他者に依存したり他者や社会を攻撃すること」によって自らの精神衛生を維持している「代償的疑似健常者」によるものだ、と呉氏は指摘する。

日本人に起きやすい心の病は「内因性単極性鬱病」(メランコリー)で、几帳面・仕事熱心・堅実・清潔・権威と秩序の尊重・保守的・律儀などの性格的特徴に起因する。これは日本人の普遍的な特徴だといえる。それに対し、韓国人に顕著な心の病は「火病」(ファッピョン)である。「お腹の中に火の玉があがってくる」ような、怒りを抑制しすぎたことによって起こる心身の不調(不安・鬱病・身体異常が複合的に現れる)である。

この火病の原因を韓国の精神科医キム・ジョンウ氏は、「恨」だとする。この「恨」は、韓国伝統の独特な情緒で、達成したいが達成できない自分の内部にある、ある種の「くやしさ」に発している。それが具体的な対象を持たないときは自分に対する「嘆き」、対象があるときは「うらみ」となり、相手に激しくぶつけることになっていく。

韓国の「恨」は、これがあるから強く生きていける、バネとして未来を切り開くものである。これを「恨を解く」といい、韓国の代表的な歌・アリランはそれを歌ったものだ。しかし、一方で「自分は何の罪もない正しい善なる者なのに、誰かのせいで自分が恵まれていない。」という自己の純化(イノセンス:innocence)と他者への責任転嫁で、ストレスを解消しあうことが良く行われる。日本人には理解しがたいだろうがと、呉氏は断った上で、このイノセンス=幼児性に韓国人がしがみつくのは、韓国社会の権力による不条理が排ガスのように充満しているからで、その防御壁なのだと指摘する。

幼児のままに固着してしまうイノセンスで自分を守ろうとする韓国人は、人間なら誰もが持つ不道徳性や反秩序性といった破壊的な力を自分の中に認めようとしないし、他者に対しては道徳的な完全性を強く求めて批判する。

韓国人の反日行為が「常軌を逸している」と感じられる根拠は、「火病」や、自分には罪がないのに(イノセンス)、なにゆえに自分はこれだけの苦労を背負わされるのかと、コンプレックス(恨)が心の凝りとして固まった人格障害と近似した心性を内部に抱えた「代償的疑似健常者」が多数生み出されているからではないか。

…この記事の最後に、儒教・朱子学が韓国社会へ与えた影響も書かれている。勧善懲悪的なスタンスなどが、さらに心の内面を圧迫するというのである。同じ儒教圏でありながら、日本は、その辺八百万の神の影響下にあって、様々な考えを許容する。大きな相違である。

…私は、何度も繰り返すが、「いじめられる側の論理」から、韓国の反日行動を理解し、共生を模索すべきだと信じている。だが、この記事で日本人と韓国人の心理学的に見た相違が明らかになるにつれ、共生への道はかなりの困難を伴う、という風に感じた。まさに近くて遠い国なのである。理解することが難しいと感じる、これもまた重要な異文化理解だと私は思う。

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