2017年2月26日日曜日

土着信仰の祭りを見に行く。

まるで日本の鳥居のようだ。精霊もお出迎え。
M先生とご子息の案内で、KLから車で1時間ほどのマーメリー・カルチュラル・ビレッジに夫婦で行ってきた。ここは、マレーシアの土着信仰に生きる人々の村である。今日はその祭りのファイナルの日で、外国人観光客がわんさか押し寄せていた。その存在イメージとしては、追い詰められ観光化された北海道のアイヌコタンを連想してしまう。
カルチュアーセンターには様々な文化の展示。彫刻がすばらしい。
だが、熱帯雨林の中(というより、パーム椰子のプランテーションの中に残された貴重なフツーの木々の中といったほうが実態に即している。開発がすぐ近くまで迫っている。)で、祭りを見てみると、極めて日本的な部分があって、というよりこっちがルーツかもしれないと感じたのだった。
何より印象的なのは、最初のブリーディングで「Japanese ORIGAMI」云々と総合ガイドのおじさんが言っていたのだが、樹皮を使って、日本の折り紙風の装飾がいたるところにあったことだ。日本で言う神社の鳥居みたいなものもあるし、神殿には阿吽のカタチでジャガーのような対になった置物もあるし、ご神木といった風の木もあったりする。当然、音楽に合わせての踊りもなかなか趣があった。なまはげのような精霊も登場する。彼らはなかなかサービス精神旺盛で、共に写真に収まってくれる。
 少し離れた場所に、シャーマン儀礼の場所もあって、そこでは儀式が行われていた。その道すがらは、いかにもマレーシアであって、普段KLの喧噪の中にいるとまさに別世界であった。
いやあ、これもマレーシアの実相の1つなんだと、夫婦共々、実に貴重で面白い経験をさせていただいた次第。M先生とご子息に、今回も大感謝である。

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