大阪の塗料メーカー関西ペイントが、南アの病院で「命を救う塗料」で大きな貢献をしている。ヨハネスブルグの近郊の終末医療を施す病院の壁に、関西ペイントの特殊な塗料が使われている。日本の漆喰(しっくい)に使われる消石灰成分が含まれていて、表面の無数の孔ができる。この孔は高アルカリ性でウィルスを不活性化させるし、細菌、カビなども吸収して殺してしまうらしい。したがって、通常の塗料に比べて、劇的に細菌やウィルスを少なくできるわけだ。
この塗料の壁に守られたエイズ患者の女性は、そのおかげで、大きく回復した。科学的な論証はまだのようだが、この塗料に対する期待は大きい。関西ペイントの社長は、10年くらいは赤字覚悟でアフリカに根をはった展開をする覚悟のようだ。
…実に素晴らしい話ではないか。単に利益を得る以上のメリットを関西ペイントという企業はつかめるはずだ。それは、アフリカの人々の命を救ったという「名誉」である。頑張って欲しい、と心底思う次第。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/101700463/
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