2015年7月7日火曜日

毎日 MDGs最終報告書発表

http://blogs.ubc.ca/winniewoo/
毎日の夕刊に、国連が6日、MDGs(ミレニアム開発目標)の最終報告書を発表したとの記事が出ていた。今年の年賀状に書いたのだけれど、2015年はMDGsの文字通りゴールの年である。その報告書がついに出たわけだ。

10億人以上が極度の貧困(1日$1.25未満で生活)から脱したという。1990年では47%(19億2000万人)だったのが、15年には14%(8億3600万人)にまで減る見通し。目標(GOAL:1である。)の「半減」を大きく上回る成果を出すことになった。教育では、小学校の就学率が90年の80%から15年には91%に達した。飢餓人口に関しては90年~92年の23。3%から14~16年には12.9%にまで減ったが、「半減」目標にはわずかに及ばなかった。今も800万人が飢えに苦しんでいる。5歳未満の死亡率は、90年~00年で90人/1000人から、43人/1000人と5割以上減少したが、目標である1/3に減らすという目標は達成できなかった。

「ポスト2015」は「持続可能な開発」を重視し、環境やインフラ開発も含めた計17分野169項目が盛り込まれる見通しだという。

…ESDを実践し、開発経済学を学ぶ者として、とにもかくにもMDGsの意義は大きいと思う。ジェフリー・サックスは、この結果をどう分析しているのだろう、などど思うのだが、今日のエントリーは最終報告書が出た、という速報で終わっておきたい。

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