2014年2月23日日曜日

オタワのアイスホッケー少年の事

カナダ・ナショナルチーム
ソチオリンピックもいよいよ最終日で、なんとなくTVでアイスホッケーの決勝戦を見ていた。スウェーデンVSカナダ戦である。ふと、カナダの首都オタワで、アイスホッケーの練習をしていた少年と出合ったことを思い出した。もうかれこれ20年前になる。彼が当時高校生だとすれば今は三十台後半ということになる。今、彼はどうしているんだろう。きっとこの決勝戦を見ているに違いないと思ったりするのだ。

オタワは首都といっても、落ち着いた田舎町である。ちょうどハロウィンで、町中に黄色いカボチャがあちこちに飾られていた。そんな町並を散策していたときに、彼に出合ったのだ。彼はスティックを持ち、ローラースケートを履いて自宅の玄関前で1人練習していた。アイスホッケーという競技が、カナダやアメリカでは、極めてメジャーなスポーツであることを実際行って見て知った。私が「写真を撮りたいのだが…。」と言うと、わざわざキーパーの格好をしてくれたのだった。

今、カナダが貴重な2点目を入れた。彼が大歓喜している、と確信した次第。

こういう「地球市民の記憶」があれば、戦争しようなんて思わない。世界中に名もなき友人・知人の記憶をもつべきだ。私はそう思っている。

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