2014年2月1日土曜日

ワンフェス 2014

ベナン支援のIFEの方 ブログ掲載了承済
昨年はインフルエンザで行けなかったワンフェス(ワンワールド・フェスティバル:大阪国際交流センター)に行ってきた。兵庫県立兵庫高校の多文化共生を考えるというパネルディスカッションが11時からなので、それまでに他のブースも回る算段で10時に到着した。

兵庫高校は1Fにもブースを出していた。予想通り、一昨年JICA関西の高校生セミナー(12年12月23・24日付ブログ参照)でご一緒したO先生がおられたので、挨拶。公立高校がこうしたイベントに参加していることを賞賛したのだが、このブース、3万円の出展料がかかるらしい。それにプログラムの印刷代などで+1万円。凄いな。この費用の捻出は公立高校では大変だ。聞くとパネルディスカッションは1年生が、ブースの方は2年生が担当しているらしい。

その後、2Fに上がり、ワンフェスのTシャツを購入。2Fは、様々なNGOやNPOがパンフレットやら民芸品やらを並べている楽しい空間だ。私の目はやはりアフリカ関連に向かう。ベナンのブースがあった。そこで、パンフレットをもらい、ベナンの観光案内を購入した。また1Fに降りて、UNHCRで、命のメジャーの説明を受けた。子供の栄養失調の状態を腕の太さで簡易的に調べるもので、教材に5つほど分けてもらったのだった。隣のWFPでは、最新の飢餓の世界地図を購入した。こういう国際理解教育の教材集めもワンフェスの魅力だ。ナイジェリアやスーダン、ホンジュラスのJICA研修員さんとも言葉を交わした。ホンジュラスの女性は、「英語がわからないの。」と英語で言った。近くにいたスペイン語の出来る「なんとかしなきゃプロジェクト」のスタッフによると、最近はスペイン語でも日本で研修が可能だそうだ。へえー。

兵庫高校のパネルディスカッション
さて、兵庫高校のパネルディスカッション。兵庫高校のある長田区は外国人が多く住むらしい地域らしい。多文化共生を進めるNPOの方や教育委員会の方もパネラーとして参加されていた。生徒の発表自体は、1年生らしく初々しいもので、大いに好感がもてたのだが、後半のパネルディスカッションは、もっと生徒中心にして欲しかった、というのが私の正直な感想だ。会場には、管理職らしきスーツ姿の教育関係者が多かった。
あえて理想論を言えば、たとえ稚拙な議論であっても、同じような多文化共生について学んでいる高校生がもっと集まって語りあえればよかったのになあと現場の教師は思うのだった。

帰路につこうとセンターを出た瞬間、なつかしい顔に出くわした。奈良教育大のG君である。「教育実習のときにまた。」と言って(1月14日付ブログ参照)別れたのだった。

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