「チョコレートの真実」という児童労働について書かれた本がある。現在も西アフリカのカカオ生産現場では奴隷的な児童労働が行われているという話だ。4月12日に、イタリアの食品大手フェレロが自社HPで児童の労働や強制労働を2020年までに一掃させると発表したらしい。
コートジボワールでは、フランス方式のプランテーションが行われている。世界生産の43%を占めるのだが、ブルキナファソなどから子供が騙されて連れて来られ、ほぼ奴隷として働かされているという話が、上記の本に書かれている。一方、ガーナでは、イギリス式の現地ガーナ人による個人農園が主である。ここでは、一族の子供が働いているといわれている。
「チョコレートの真実」では、こういう欧米系の食品メーカーが自らの利益の確保のため、生産価格を抑える為に黙認していると激しく糾弾している。そうか、山が動いたか。ついに動いたか。
スイスの「ネスレ」とアメリカの「ハーシー」は、農家に対する啓発をすると発表しているらしい。山はこのまま動き、ネスレもハーシーも巻き込んでいくのだろうか。あるいはどこかの電力会社のように結局動けないのだろうか。気になるところだ。
http://www.africa-news.jp/news_yBX33JHaU.html?ranking
2012年5月7日月曜日
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