2011年12月3日土曜日

ウガンダの純国産電気自動車

Uganda's electric car is super cute
先ほどNHKの海外ネットワークで、ウガンダの大学が開発した国産の電気自動車の話題が報道された。なんと針金で、車体のデザインを決め、シャシも自分たちで一から溶接、苦難に苦難を積み上げて造られたものらしい。充電で80kmの走行が可能、最大速度は100kmとか。2人乗りだけれど、なかなかデザインもいい。明るいライトグリーンで塗装されていて、私は最初量産されたものだと勘違いしたくらいである。大統領も試乗したりして、なかなか盛り上がっていた。

なにより、環境問題が今アフリカを襲っている。電気自動車製作の『志』となったのは、その環境問題への危機感だったとか。なんとか、この電気自動車を活かしてビジネス化できないものだろうか。千里の道も一歩からである。日本も苦難の道を積み重ねて今の自動車産業を築いた。ウガンダの学生たちの自信あふれる顔を見て、それも夢ではないと思った次第。

一方、同じウガンダの電気のない村で、ソーラーのカンテラが普及している話も報道されていた。私が感じ入ったのは、NGOからこのソーラーカンテラのメンテナンスを学んだ女性が活躍していることである。ケニアに行った時学んだ驚きのひとつは、スワヒリ語にはメンテナンスという語彙がないことだった。いくら新しい技術が導入されても、メンテナンスのシステムがなければ根付かない。彼女はハンダ付けも出来て、購入した人々から頼りにされているという。素晴らしいことだ。

このところ、アフリカのマイナスな話が続いたけれど、なんか凄く嬉しくて、予定外の1日3回目のエントリーをした次第である。
http://www.nhk.or.jp/worldnet/
http://www.grist.org/list/2011-11-25-ugandas-electric-car-is-super-cute

2 件のコメント:

  1. 今ウガンダの電気自動車のニュースをみました。研究メンバーやメンテナンスの女性、目が輝き活き活きしていましたね。まだ新しい国なのでしょうか? これからウガンダ気になります。

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  2. ゆみさん、コメントありがとうございます。ウガンダは、東アフリカの元イギリス領だった内陸国です。同様のケニアやタンザニアより面積が小さいですが、土地が比較的肥沃です。北部では反政府活動が行われ治安に問題がありますが、首都カンパラ近くは問題ありません。スワヒリ語と英語が通じます。最近は、外国企業が起業するのが簡単になったりして、投資が進み、これといった鉱産資源もないのに経済成長率も上がっています。だからこそこういうアフリカでは先進的な努力が求められているともいえます。

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