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まずは、「クリスティーナ」「サファイアの瞳」「Brave Love Galaxy Express 999」の三曲。曲自体と編曲、リフとコーラスも含めて、ものすごく完成度が高い三曲である。メインボーカルは全て櫻井。言うことなしの美声と声量。作詩については当然全て高見沢で、サファイアの瞳は、かなりヤバい内容だと思う。クリスティーナはギリギリ。(笑)クリスティーナとサファイアの瞳は、坂崎がシンセドラムを叩いていてノリが加速されている。サファイアの瞳では、櫻井が間奏でチョッパー奏法を披露する。いつもはおとなしいベースなのだが、そこが最高にいい。クリスティーナはライブ会場とのやり取りまであり、3曲とも、とてもノリがいい。Galaxy Express 999は全てにバランスが良い名曲だ。売れる楽曲というジャンルでTHE ALFEEを代表する三曲ではないかと思う。
「トラベリング・バンド」実にロックンロールっぽい曲で大好きである。これも詩がキリギリで(笑)無茶苦茶ノリがいい。3人のスイッチボーカルが小気味好い。意味不明の『シュプレヒコールはロックンロール』『腰がちぎれれば最高』といった歌詞が妙に耳に残る。(笑)
「ROCKDOM 風に吹かれて」私は高見沢のメイン・ボーカルは声が高いので少し苦手なのだが、この曲は作詞した高見沢本人が歌いたいだろうし、内容が見事にハマっている。会場のコーラスに移行するところも素晴らしい。私がいつも聞いているYou Tubeでは、櫻井がボブ・ディランの原曲を歌う。これを枕に聞くとさらに凄みを増す。1969シリーズの一つで、感動の名曲だと言える。
「PRIDE」人生の応援歌シリーズで殿堂入りの「SWEAT&TEARS」以外では最もインパクトがあるのがこの曲。『すべての罪がゆるされることはないだろう』という歌詞は実にキリスト教的であるが、桜井の歌が染みるし、三人がアカペラで歌うラストは実に圧巻である。生で聞いたら絶対感動して泣くだろうなと思うほどの名曲。
「The 2nd Life‐第二の選択」「My Life Goes On」これも人生の応援歌なのだが、還暦を過ぎたTHE ALFEEだからこそ作り得た2曲だろうと思う。私は彼らの少し下の世代だけれど、それぞれを桜井と坂崎が高見沢の思いを見事に歌い上げている。
「シュプレヒコールに耳を塞いで」フォーク調の坂崎のメインボーカルの曲。間奏で、坂崎と高見沢がアコギで掛け合う。そこが最大の聞きどころだが、1969シリーズの曲で学生運動家の女性との思い出を語っていく詩が実にいい。これは、当時のシチェーションを知らないと理解できないだろうと思うが、私にとっては、フォーク調のTHE ALFEEの代表曲といえば、絶対この曲を押したい。
「冬将軍」同じくフォーク調の初期のこの曲もいい。桜井の「嵐、木枯らし」という透き通った声に、高見沢のスイッチボーカル、そこに坂崎中心のコーラスが見事なコンビネーションを醸し出している。ちょっと古臭く感じるけど、拓郎陽水かぐや姫世代には、実に馴染む。(笑)
次点として、「Affecction」(これも3人のスイッチボーカルの曲でノリがいいが、歌詞が少しばかりはずかしい。)「LOVE」(桜井の歌唱の最高峰、感情移入が素晴らしい。)かな。全く挙げだしたらキリがない。(笑)
こうしてみると、THE ALFEEは、3人共、個性にあった曲でメインボーカルを担当しているし、素晴らしいコーラスを全曲で披露してくれるが、私はスイッチボーカルの曲が好みなのだ、と自己分析できる。ちなみに「SWEAT&TEARS」もスイッチボーカルの方が好き。(笑)また会場とのやりとりやアカペラで最後を締めるといった曲や、「サファイアの瞳」や「トラベリング・バンド」など、その日のLIVEの土地名を櫻井が挿入できる曲も好きで、スタジオではなく、ライブ向きの曲が好きなわけだ。「トラベリング・バンド」で「たどりついたぜ、大阪」という桜井の歌声を秋の枚方で聞いてみたいもんだ。
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