2023年4月12日水曜日

第三世界経済圏の行末

https://www.youtube.com/watch?v=bjhOz1woQY8&ab_channel=%E3%80%90%
E8%B6%8A%E5%A2%833.0%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D
%E3%83%AB%E3%80%91%E7%9F%B3%E7%94%B0%E5%92%8C%E9%9D%96
BRICSの動きが活発である。Rへの経済制裁、Cへの経済制裁は、アメリカ主導G7追随と言うカタチで行われているが、BもIもアメリカに離反しつつある。貿易におけるドル決済を他の通貨で行うといった行動に徐々にでているのだ。8月に開催されるBRICS首脳会議で新通貨開発の準備が進められるという。需要と経済圏(世界のGDPの1/4、人口の40%)を考えると可能性が高い。

このBRICSにイランが正式に参加申請した。その後、サウジアラビア、アルジェリア、UAE,エジプト、アルゼンチン、メキシコ、ナイジェリアなどの国がこの経済圏への参加に強い関心を示しているとのことで、要するに、反アメリカ、それに追随するG7への第三世界からの反発である。

もし、USドルが世界中の貿易基軸通貨でなくなれば、たちどころにアメリカは覇権を失う。アメリカの財政は世界の基軸通貨であるという信用の上に成り立っており、自由に裁量できるからこそ莫大な借金が可能だった。日本が所持する(世界最大の保有を誇るというか買わされてきた)の米国債も一気に価値を失う。日本にとってもかなりやばい話なのである。

EUの中でも、先日EU欧州委員会委員長と現在ストで揺れるフランスの大統領が訪中した。ライデン欧州委員長(ドイツ)は台湾有事に釘を差したりして冷遇されたようだが、マクロンは中国に歩み寄り、親密になったようだ。NATOでもフランスは一時期手を引いたことがある。もともとド・ゴール以来の反米の伝統がある。EU、G7 も一枚岩ではなくなる可能性もあるわけだ。

WWⅡ以降、最も危険な時代に生きている実感…。

0 件のコメント:

コメントを投稿