2022年4月19日火曜日

ルワンダ中央銀行総裁日記3

https://www.asahi.com/articles/DA3S14236934.html
緒方貞子さんが国連難民高等弁務官であった頃の話が、昨日エントリーしたルワンダの虐殺事件の項で出てくる。著者が取っている日本の新聞には報道されなかったが、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に、ルワンダの帰還難民について「愛国戦線」首脳との会談後の発言が報道されたらしい。

緒方さんは「彼らは口では良いことを言っているが、自分は本当にすべてが良いと完全に納得するまでは、難民たちにルワンダに帰れと言うつもりはない。」と言ったそうだ。米国政府や国連職員の難民の早期帰還促進の意向にもかかわらず、事故の判断と良心に従った発言で、著者は彼女の慧眼と勇気からでたもので、まことに敬服に値すると記している。

やはり、緒方さんは凄いのである。…著者は、何よりルワンダの人々のために働いてきた。もちろん、緒方さんもUNDHRで難民キャンプにいる人々のことを第一に考えて指揮してきた。国際協力に関わる日本人の中でも、このお二人やアフガンの中村哲さんは、本物だ、一流だと思うのである。

…残念なことに、この3人とも鬼籍に入られてしまった。

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