2018年5月29日火曜日

男児救出のマリ青年に市民権

http://www.hazardlab.jp
/know/topics/detail/2/4
/24966.html
フランス・パリで、バルコニーから転落しそうになった男児を、スパイダーマンのように数秒で4階までよじ登って救出したマリ出身の青年が、大統領府で表彰され勲章を与えられ、市民権を得ることになったというニュースを読んで感動した。

しかも、パリ消防局は彼を採用したいとしている。まさにシンデレラ・ストーリーである。彼は数ヶ月前にパリに到着した不法移民であるそうだ。しかも、おそらくはラマダン中のムスリムであろうと思われる。私は、フランス政府やパリ支局の対応を強く支持したい。これを機に、フランス人の対ムスリムへの評価が少しでも変われば、さらに嬉しい。
https://www.cnn.co.jp/world/35119898.html

マレーシアにいると、外国人労働者の姿が多く目につく。MBMRでもバングラディシュの人々が清掃業務についているが、ある一人の青年が、他の人々が休憩中も、それこそ1日中清掃に汗を流している。そういう人々に光を当てること、また当たるような社会であることが重要だ。

マリの青年は、超人的な活躍を見せたが、超人的でなくとも、現状から這い上がろうと頑張っている人々がいる。いつか光が当たり、地道な努力を続ける移民や外国人労働者が幸福を摑むことを、私は彼の偉業にクロスして見てしまう。日本にいては、なかなか見えない視点かも、と思う。

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