宮田珠己の「ときどき意味もなくずんずん歩く」を日本人会の無人古本コーナーで見つけて、今読んでいる。宮田氏は、私が愛読していた「旅行人」に寄稿していた作家で、その独特の文章の再構成力に私はいつも戦いている。
このエッセイを読んでいて、台湾で、台湾の人向けの携帯用日本語会話集の話が出てくる。「新親人類流行日語」副題が「日本語でラブラブ」という親人類にさらに新がついた若者ことばの会話集らしい。
例文にいきなり「ほっておくと陰気になります」
これは、たまごっちの事であった。
「彼と私は、二人とも象です」
これは動物占いの話であった。
などと、変わった例文が出てきて、朝からバスの中で笑いをこらえていたのだった。
実は、F40Aの教室には、S先生の残した日本語の本が何冊かあって学級文庫みたいになっているのだが、私もこれにプラスしようかなと思うのだが、この本はあまりに日本語表現がフツーではないので置けないなあ、などとも思った次第。(笑)
2018年5月16日水曜日
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