http://www.shimotsuke.co.jp /news/domestic/main/news /20180510/01000641 |
AFP通信のWEBによると、222議席中、115議席を野党がとり、過半数を超えたとのこと。マハティール元首相は、ナジブ首相の対立候補として出馬し、勝利したという。マハティール氏は、ナジブ氏自身が設立した政府系投資会社「ワン・マレーシア・ディベロップメント(1MDB)」をめぐる不正疑惑の責任追及の方針を示していたが、勝利後の会見で「我々は復讐を求めているのではない。望むのは法の支配の回復だ。」と語ったそうだ。
http://www.afpbb.com/articles/-/3174030?pid=20106367
…「法の支配の回復」という言葉に私は感銘を受けた。この言葉の意味は、私の教え子であるPBTの文系学生には、よく理解できるところだろうと思う。
…というわけで、今日明日と休みになったのだが、私には未だに重大な疑念がある。この選挙の結果が出た瞬間に、一気に権力の委譲が行われたことになるからだ。マレーシアの法については、私は全くの無知だが、法的に国全体を休日とするという施策は、おそらく首相の行政命令なのだと推測できる。総選挙、さらに選挙結果が出た時点でも依然、権力は空白のままではないのか?マレーシアは議院内閣制であるから、下院の指名、さらに国王の任命などというプロセスが必要な気がする。たとえ、そうなることが100%間違いないとしても、一瞬にして権力が委譲し、行政命令が出るというのは、やはり不思議だ。この点をマレーシアに長く暮らしてきたPBTの先生方に聞いてみたが、回答は「そういうもの」であるらしい。全く法的な説明はなされないままだった。(笑)マレーシア、不思議の国である。
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