ティジャニ君が運転する4WD http://d.hatena.ne.jp/otokomaeno/20110520/1305914965 |
そのティジャニ君、なかなかの名ドライバーぶりが本書の中に出てくる。サッファという砂漠にある塩分の多い土地を避けるシーンがある。夜になると水が地面から出てきて車が抜け出せなくなるそうだ。また地雷原の位置もよく知っている。バッタを追う著者を救うこともしばしばである。このティジャニ君を著者は極めて厚情を持って接している。決して、上下関係ではない、まさにパートナーである。著者の人情の機微は見ていて嬉しくなるほどだ。
また、砂漠の民と共に山羊を屠って、食す場面も興味深い。最後に骨にのこる髄液を米に混ぜ炊き込んだ肉飯をいただくシーンがある。これが実に美味らしい。アフリカの食事はシンプルだが、旨いと私も思っている。いやー、食べてみたいもんだ。
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