2018年1月29日月曜日

PBTの話(11)国費生卒業式'18

ラザク先生のご子息のスピーチ(マレーシア語だったので解らなかったが…。)
国費生の卒業式である。前年同様、みんなスーツ姿である。国歌の斉唱もあって、しかもスピーチの多くがマレーシア語である。日本語だったのは校長のスピーチくらいであった。今年は、私費生の卒業式に続いて、ラザク先生のご子息(タンスリという称号をお持ちだ。)がスピーチをしていただいた。ちなみに、今日の私の仕事は、正面玄関の担当であった。ご挨拶したら、ご子息から握手を求められ、大感激であった。
手前にいるのがパーカッショングループ
卒業式は、極めて厳かに進んだ。卒業生の歌は、なかなか趣向を凝らしたモノだった。アコースティックギター1本に、5人のメンバーがトレニアの上におかれた漫画本(ちなみにヒカルの碁だった。)を叩くパーカッション付き。文系の女子学生のM君の姿が壇上に見えないなあと探していたら、4人の男子の真ん中で叩いていたのだった。(笑)そう言えば、朝からスティックを寮に忘れた云々と職員室に来ていたのを思いだした。彼女は、なかなかのアイディア・ウーマンである。

いろいろあった国費生だけれど、私は最後にマレーシアの経済の現状を共に学べて満足している。頭脳流出を目差す中華系学生の多い中で、国のため頑張っていかねばならない国費生。まさに二律背反する立場の学生を私は教えているという認識を改めてした。どちらも、結局マレーシアのため、持続可能な世界のため必要な人材だと思う。私費生も国費生も、地球市民として活躍することを期待したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿