2018年1月10日水曜日

PBTの話(4)南北貿易ゲーム'18

今年の国費文系は総勢15名と少ないが盛り上がった。
私費生には時間がなくて出来なかった南北貿易ゲームを、国費生文系のBクラスで今年もやってみた。資本主義のえげつなさを実感できる、このゲーム、昨年は、私費生の中華系はかなり燃え上がったが、国費生は淡々とこなしたという感じだった。さてさて、今年はどうだろうか。

90分+50分の2限・3限の授業。じっくりと打ち合わせできるように配慮した。すると、今年の国費生はなかなか面白い動きを見せた。先進国のドイツが、製品をいくつか完成させるという契約で、途上国から雇用していたのだ。時間ではなく、製品の数である。この動きは、実に有効である。アメリカは、他と基本的に交わらない保護主義に走った。後で理由を聞くと「アメリカ・ファーストですから。」とナイスな回答が寄せられた。途上国の2チーム(ケニアとブルキナファソ)は、結局連合してゲームを乗り切った。ゲーム後獲得した貨幣を書きに来た後、「AUとしては、アメリカに勝った!」という台詞を残した。つまり、2ヶ国合わせればアメリカに勝利したというわけだ。(笑)

と、いうわけで今年の国費生文系は意外に、様々な戦略があって大いに盛り上がったのだった。EJUの成績は昨年度の国費生より厳しかったが、こういう面では力を発揮する。ちょっと嬉しかったのだった。(私費生でもやりたかったなあと思う。)

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