2018年1月13日土曜日

JR信越線のサムライ

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0111/kyo_180111_4468176022.html
先日から、15時間半もJR信越線の電車が立ち往生したニュースが流れていた。マスコミは、その対応のまずさを指摘していたようだが、乗客のツイッターで、実は運転手が一人で除雪作業をしながら、マイクで乗客を激励していたということがわかったという。
この運転手のお陰で、おそらく長時間閉じ込められはしたものの、全員無事だったというのが事実らしい。何より、一人で黙々と除雪作業をしていたということが凄い。乗客は彼を応援し、席を譲り合いながら車内で頑張りとうせたのだという。

国費の理系の授業で、日本の文化・日本の近現代史を語っているが、この「武士道」というのは、過去のモノではないと私は力説している。今も日本人のDNAの中に流れ、外国人もまた武士道を自分のモノと出来ると話している。

この運転手の責任の取り方はまさしく武士道だ。命がけで乗客のために1人で除雪を行った姿はまさしくサムライである。おそらく、乗客からも手伝いたいという声もあっただろうと推測されるが、彼はそれを受けなかったのではないかと思う。ほんと、よく頑張っていただけたと思う。JRは国鉄解体以後、どうしても効率優先で人員削減もされて苦しい状況に立たされている。そんな中で、本物の「ポッポ屋」がいたのだった。きっと、全国には、同様の志をもった鉄道マンがいるだろうし、様々な職種でも志を持ったサムライがいるはずだ。これこそが、日本の強みだと思う。まさに人は石垣、人は城である。

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