2017年12月14日木曜日

IBTの話(148) 卒業文集のこと

先日の研究発表/中江兆民と平塚らいてうの研究発表の様子
国費生の修了試験の点数も出て、今日は我がクラスの何人かの学生の進路指導をしていた。その合間に、F38の学年(私費・国費生・全5クラス)の卒業文集の我がクラスの進展を見る機会があった。I君とZ君がクラスのみんなと担当の先生方の似顔絵を描いているのだった。これがなかなか上手い。どんな内容になるか実に楽しみである。

私も卒業文集に贈る言葉を考えた。昨年は川柳でという話だったので、引用だが「不可能を辞書に加えて卒業す。」と書いた。今年は、そういう制限が無く、スペースが大きい。昔、T商業高校時代に「私が教えたこと」というタイトルで書いていたことを思いだした。こんなイメージである。

私が教えたこと。神定法と人定法。ヨーロッパの社会類型(自由な個人と不自由な共同体)、近代国家論。アメリカの大統領制。日本国憲法と議員内閣制。ロックの抵抗権。G-W-G' G'-G。需供曲線。リカードの比較優位。ケインズの有効需要。市場の失敗。株式会社。信用創造。マネーストックから見た金融政策。アジア通貨危機。FRBの金塊。ISの構造。公民権運動。HDI。センの貧困。人間の安全保障。構造的暴力。持続可能な開発。
さらに、アリストテレスの中庸(ハンバーガーショップにて)。デカルトの神の存在証明。先天的認識方式。カニ先生と道徳法則。焼きなすびと弁証法。典子は今-対他存在。人間は自由の刑に処せられている。It's Pineapple in NY.
そして、「責任ある行動」という言葉とその「実践」かな…。

私の教え子諸氏には、十分意味が通じると思う。今年は公民と哲学講座に偏っているけれど、結局同じようにスベラナイ話シリーズをやったのがバレバレ…。(笑)

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