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その最たる例は中田考先生の「イスラーム法の存立構造」(ナカニシヤ出版:定価8300円→現在アマゾンではプレミアがついて1万円を越えている)を、RM1でゲットしたことだ。文庫本や新書などコツコツと集めている。KLCCの紀伊国屋(画像参照)では、関税の関係でぐっと値段が上がっているし、相変わらず新刊本は、私や妻の一時帰国時くらいにゲットするしかない。
と、いうわけで、新刊本は極めて少ない。荒熊さん編集の「子どもたちの生きるアフリカ」(昭和堂/本年10月25日発行)は、なかなか興味深い内容で十分エントリーに値するが、まだ全編を読んでいない。
そこでまず次点として、2月に一時帰国した妻が購入してきた「シリア難民」(パトリック・キングズレー著/ダイヤモンド社 2016年11月25日発行)を挙げたい。妻に勧められて読んだが、極めて素晴らしいノンフィクション作品であった。
そうなると、今年この1冊は、昨年棚上げした「国家と対峙するイスラーム」(塩崎悠輝著/作品社 2016年6月30日発行)のインパクトが最も強い。ちょうど昨年の今頃から、赤線を引きながら読んでいた本だ。国民国家マレーシアを考える上で、イスラム国家としてのスタンスは、各州の法学者によるファトワーで護られている。多民族国家マレーシアを理解するうえで欠かせない1冊だと思う。
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