日本アフリカ学会の有志が、先日の「なんであんな黒いのが好きなのか」発言に対し、抗議文を送ったという情報が昨日くらいから流れた。しかも現在の日本アフリカ学会の会長は、なんと京大の太田至先生であることを知った。太田至先生の遊牧民の世界の講義は公開講座で何度か受けさせていただいた。私の大好きな先生である。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/12/02/yamamotokozo_a_23295286/
アフリカ研究に一身をささげてきた先生方にとって、この代議士の発言は到底許すことができないものであろうことは、市井のアフリカ大好き教員の私にも容易に想像がつく。徹底的に、その差別的な精神構造を暴くべきだと思うし、謝罪をさせるべきだ。現在、日本がアフリカに対して、非常な熱意をもって協力していこうとしている時でもあり、認識の低さは甚だしい。
太田先生はじめ、日本アフリカ学会有志の抗議文は、現時点では、学会のHPには発表されていない。私は、このような軽薄な輩が二度と現れないように公に発表されてもいいのではないかと思っている。
http://african-studies.com/
これは、個人攻撃ではない、公僕たる代議士の無理解で差別的な発言への正当な抗議である。というわけで、私は日本アフリカ学会の抗議を断固として支持する。
たとえ、微々たる力しかなくても、一人ひとりがこういう声を上げることが、民主主義社会において極めて重要であると私は思う。
<追記>アフリカ学会有志の抗議文。
https://drive.google.com/file/d/1foWXrJdcOaijTsUk63ekib-eFE9nXyWc/view
2017年12月3日日曜日
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