2017年4月29日土曜日

ジャパニーズ=スタイルの接客

我が住処の電灯です
IBTの学生と進路の話をしていると、「日本でしか学べないものを学ぶべきだ」という保護者の意見をよく聞く。理系なら、ロボット工学やITなど日本の先端工学を学ぶという大義名分があるのだが、文系の学生たちにとっては、なかなかの難題である。そういう時、私は経営学部を勧めることにしている。ジャパン=スタイルの経営は、「お客様は神様である」というスタンスだといえる。これに感動する外国人観光客が多いらしい。我々日本人にすれば慣れ親しんでいるし、当然なのだが、日本留学を志す文系の学生には、じっくりと日本的経営や接客の極意を学んでほしいと思うのだ。

こうしてマレーシアに来て1年になるが、基本的にそういう日本的な接客は期待していない。もちろん、愛想のいい人々が多いので、きっと他の国々よりマレーシアは日本に近い存在だと思うが、いわゆるジャパニーズ=スタイルだ、といえるのは、我が街タマンデサのDというスーパーくらいだと思う。日本の商品が多いというだけでなく、接客が極めて日本風なのである。

今日も、コンドの部屋の電球が3つ中2つも切れたので買いにいったのだが、「口金」の形式が違っていたのに帰ってから気づいた。もう一度Dというスーパーに行って替えてもらったのだが、マネージャーは売り場へ走って行ってくれた。(ここがジャパニーズ=スタイルである。)18Wのを買ったのだが、14Wと23Wならあるということで、3個ずつもってきて、選ばせてくれた。(これまたジャパニーズ=スタイルである。)結局、23Wのにしたので、RM16くらい高くついたが、素早く計算してくれたし、対応が日本的ですばらしいと褒めたら、最後に「アリガトウゴザイマス。」極めて気分良く帰ってきたのだった。また、こんな話を授業でしようと思う。

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