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米国は、最初に、一つの中国を批判するところから始まり、米中会談以降、最悪な状況から中国を味方につけ、今はその中国の動きとその成果を待っているところと見える。そう、米国は中国をうまく手玉にとっているように見える。シリアの巡航ミサイルもアフガンの爆弾の母も、ブラフとしては現在十二分に機能しているように見える。国務長官や副大統領をうまく使いながら、韓国を押さえつけ、空母カールビンソンの到着をわざと遅らせて時間を中国に与えているように見える。
異常な大統領をうまく操りながら、知恵者の軍人が戦わずして勝つことを念頭に組んだシナリオならたいしたものだ。しかしながら、北朝鮮をめぐる米政権の動きは、結局のところ落としどころをどうするのか、わからない。韓国大統領選を親米的なものにするために、ブラフをかけ続けながら、現状維持を狙おうとしているのか。そうであれば、日本も韓国も少なくとも被害を受けずにはすむ。だが、この危機は常に再燃の可能性を日常的にはらむことになる。中国の出方が大きなカギを握っていることは間違いない。
とても平和・日本の出番はなさそうだ。強く韓国の危機をあおりながら、桜を見に行ってはしゃぐという”ブレ”の大きい現政権もまた、この外交戦の中では所詮、手玉に取られる側に回るのだろうことは間違いない。まあ、そんなことはどうでもいい。東アジアが平和であることを祈りたい。
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