2016年9月18日日曜日

ケニアの”M-PESA”は凄いぞ。

「M-PESA」の代理店
http://www.lifehacker.jp/2016/09/160915m-pesa.html
H子君の結婚式の祝辞の話を先ほど、エントリーしたが、彼女がK大学で開発学を学んでいた頃、ボランティア・ツアーの行先の相談を受けた。何か所か候補に挙がっていたが、タンザニアのアルーシャに行くべしと言ったことがある。彼女もまた、私の大事な「其 微衷ヲ憐ミ継紹ノ人」なのである。と、いうわけでアフリカの話題をエントリーしようと思う。マレーシアに移ってから、どうしてもマレーシアのハナシが多いが、アフリカ・ウォッチャーを決してやめたわけではないのである。(笑)

WEBの記事で見つけたのだが、米田智彦氏がTICADⅥに参加ついでに、ケニアの農村で知りえた「M-PESA」という電子決済が、ケニアのGDPの4割を占めているという凄いハナシだ。このM-PESA、Mはモバイル、PESAはスワヒリ語でお金を意味する。要するに、携帯電話の回線を使い、送金・出金・支払いまでできるシステムなのである。商業銀行と連携していることや、信託で資産が保護されていることなど、なかなか詳細な報告で面白い。興味のある方は是非、御一読あれ。
http://www.lifehacker.jp/2016/09/160915m-pesa.html

このアフリカ・モバイルについては、私もかなり以前から注目していた。H子君らが卒業してから、R大のAO入試に絡んで、様々な指導を後輩にしていた。そのひとつが論文指導で、このアフリカ・モバイルの可能性について生徒と共に討議しながらまとめあげたことがある。10年以上前の話になるかと思う。その生徒はめでたくR大に進んでくれたことを思い出す。

ただし、こんな電子決済までは考えは及ばなかった。コーヒーの国際市場価格を瞬時に知ることが可能になるので、生産者に有利だろうとか、エイズ治療(治療薬を必ず時間通りに飲まねばならない)などで、病院と患者のやり取りが可能になり、改善が期待されるといった論旨だった。

そんなアフリカ・モバイルを一時期研究していた私が、ここマレーシアでは、完全なるデジタル・デバイドに落ち込んでしまっている。未だにオンライン決済もできない状態が続いている。(笑)いや、笑い話ではすまないと思っている。

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