2015年12月19日土曜日

ブラタモリ 日光を見る。

先週に続いて、ブラタモリの日光編を見た。先週は、日光東照宮を江戸のテーマパークになぞらえての内容で、なかなか興味深かった。東照宮は、家光の時代に、小さな墓を望んだ家康の遺言をたがえて、徳川幕府の威光を知らしむるために当時の最先端芸術で飾りまくっていた。眠り猫も見る角度によっては、飛びかかる寸前にも見えるという、意味ありげな彫刻だったりして面白い。

今日のテーマは、日光がNIKKOになった話。明治期に、イザベラ・バードという英国の女性冒険家が12日間も泊まった武家屋敷を訪れる。イザベラ・バードは、奥日光の中禅寺湖の絶景を世界に紹介し、大正期には、湖畔に40を超える外国人の別荘地が建てられている。ヨッtトレースも行われていたという。凄いな。全く知らなかった。

男体山の溶岩でせき止められた華厳の滝は、軽石層の関係で800mも後退し、1万数千年たった今が見頃らしい。さらに中禅寺湖の一段上に、湖だったところに火砕流が流れ込んでできた湿原・戦場ヶ原、さらにその上に湖があり、温泉があるという、東照宮のある街から見て四段構えの構造に日光はなっているのだった。

…昔々、小学生の頃、日光には行ったことがある。全く記憶から抜け落ちているけど…。

まさに見る角度によって違って見える深さが、ブラタモリという番組の魅力だと思う。

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