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物理は極めて苦手だが、TVでは、わかりやすい解説をしてくれた。後部機体にあえてさらに波を作るようにすると、とがったN字型ではなくゆるやかなN字型になるそうである。凄いな。スウェーデン北部で、この理論を実験するJAXAスタッフを、この番組は長期間(4年間)追いかけていたようだ。実験は計3回。気球で高々度まで逆さの機体を上げ、落下させ、機体に内蔵させたコンピュータで制御、水平飛行に移し音速を超えさせる。この時のソニックブームを測定するわけだ。一度目は、機体が不安定になり失敗。2度目は天候不順。3度目にやっと実験に成功する。
結局、この機体のソニックブームは、コンコルドの1/4程度だった。大成功である.。もちろん、開発はこれからだし、おそらく50人乗り程度の旅客機になるだろうとのこと。とはいえ、飛行時間の短縮は半分とはいかないが、それに近くなるとのこと。
MRJが、ようやく初飛行したばかりだが、この超音速機研究開発、頑張って欲しいものだ。おそらく実用化させるのは、かなり先のことになるだろうし、客席50席なら、エコノミー席などあるわけがないので乗れそうにないが…。(笑)
蛇足かもしれないが、こういうJAXAの研究に政府は金を惜しむべきではない。国益とか、経済効率とか、そういう話ではない。宇宙開発とともに、人類益的な研究であると私は思うのだ。
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